融資+出資の合わせ技。事業シナジーを武器に、新製品開発に必要な資金調達を成功させたファイナンス戦略
【代表者より】
資金調達の選択肢は、金融機関からの借入だけではありません。特に、革新的な挑戦には、その価値を理解し、共に未来を創ってくれるパートナーからの「出資」という選択肢が有効です。私たちは、お客様の事業の将来性や価値を多角的に評価し、最適な資金調達の組み合わせを提案・実行します。
【お客様の概要】
- 業界: システム開発
- 事業内容: ITセキュリティシステムの開発
- 従業員数: 約50名
【ご相談の背景】
市場にインパクトを与えうる可能性を秘めた新製品の開発に取り組んでいましたが、そのための大規模な資金調達が課題となっていました。金融機関からの借入だけでは、リスクが高いと判断され、十分な額を確保できない可能性がありました。また、単なる資金提供だけでなく、開発や販路拡大において協力してくれる、事業パートナーとなるような支援者を求めていました。
【ご支援内容】
多角的な資金調達戦略の策定: 金融機関からの融資に加え、事業シナジーが見込める事業会社からの出資(CVC)、ベンチャーキャピタルなど、複数の選択肢を組み合わせた最適な資金調達戦略を策定。それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明し、経営陣の意思決定をサポートしました。
資金提供者ごとに響く、説得力のある事業計画の作成: それぞれの資金提供者が評価するポイント(金融機関なら返済可能性、事業会社ならシナジー、VCなら成長可能性)を押さえた、複数のバージョンの説得力のある事業計画書を作成しました。
交渉プロセスの伴走支援と条件交渉: 金融機関や出資候補企業との交渉の場に同席。専門的な視点から事業の魅力を伝え、お客様にとって有利な条件(評価額、出資比率など)での資金調達を支援しました。
【導入成果】
融資と出資を組み合わせることで、必要な開発資金を全額確保することに成功しました。さらに、出資元となった大手企業との事業連携も決まり、共同での技術開発や、大手企業の販路を活用した製品展開など、資金以上の大きな価値を得ることができました。これにより、新製品開発のスピードが加速し、事業の成功確率が飛躍的に高まりました。
